「日本が沈没する」と多額の金をだまし取った男に懲役5年6カ月の実刑判決 神戸地裁
「日本が沈没する」などと話し、多額の金をだまし取った男に、懲役5年6カ月の実刑判決が言い渡された。
詐欺の罪に問われ、実刑判決を受けたのは加藤博也被告(67)。
加藤被告は「日本が沈没する」などといい、古紙再生プラントの会社をカナダ・ケベック州に設立するなどとうその話で、出資者からおよそ3,500万円をだまし取った罪に問われている。
しかし、被害総額は2億円にのぼり、「日本が沈没する前にカナダに移住しよう」などと誘われ、1,000万円を出資していた女性もいた。
また、200万円を出資した女性には、「ケベック州がカナダから独立した」というでたらめな話から、移住名目でさらに金を取ろうとしたという。
加藤被告はFNNの直撃取材に対しても、「日本沈没って映画見た? 見てないの? 普通だったら、報道関係だったらみんな知ってると思うよ」と語っていた。
2月に逮捕され、その後、起訴された加藤被告は、裁判でも「わたしが発明した技術を売って、2億円を弁償する」などと、持論を展開していた。
そして、13日の判決で神戸地裁は、加藤被告に対し「だまし取っていた金で女性と豪遊するなど、犯行は自己中心的。真摯(しんし)に反省しているかわからない」などとして、懲役5年6カ月の実刑判決を言い渡した。
判決を法廷で聞いた被害者は「本来なら(懲役)10年とか、20年とか言ってほしかったけど、妥当な線だと思います。(出資金は)返ってこないでしょうけど、ある程度、責任の重さを痛感していただけたらと思います」と語った。
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