1月 6日(日)渋谷C.C.Lemonホール
17:00開場 17:30開演
4曲目に「勝手にしやがれ」を持ってきて、「灰とダイヤモンド」と続いたので、「これは!」と期待したものの、懐かしのナンバーで飛ばしたのはここまで。
ビートルズなどの洋楽が連続する。
一転、「時の過ぎゆくままに」「ヤマトより愛をこめて」と還暦を節目としたお約束 の名曲をサービス。
ラストは「耒タルベキ素敵」で締めてくれた。
それにしても、沢田氏の声は一体どうなってしまったのだろう。高音がまったく伸びない。
お喋りの中で「(外見はともかく)声だけは変わってない」とのたまうが、『ビロードのような』と形容された往時を偲ぶことはできなかった。
MC(お喋り)を記憶を頼りに。
「……書類送検って聞くと、ドキッとしますね。この前の大阪の銃乱射事件で、『容疑者死亡のまま書類送検』って。新聞見たら沢田研二も書類送検や。同じやねん。怖くなりますよ。……思わず話が逸れてしまいましたが(間)事故の話、しましょか? 聞きたい? (歓声)ほんま、大変やったで」
「トラッキングの仕事でスタジオに行くところだったんです。夜遅うなるから思て、ちょっと遠回りしてお店やレストランを見ながら、いつもとは違う方向からスタジオに近づいたら、パトカーが止まってまんねや」
「パトカーいうたらこっちは緊張しまんがな。ライトちかちかさせて。片側一車線の道でしてね、その反対側に外交官ナンバーの、青いナンバーの車が違法駐車してましてん。車通りづらいし、そこの家の人は車だせへん。そんでもってパトカー呼んだんやろな」
「そんでまた、その警官がやな、交通整理もなんもしとらんのよ。はいちょっと待ってとか(身振り)、ほなこっちはええでとか(身振り)交通整理しとったらいいやん。それをしてへんもんやから、みんな大変なんよ」
「ほんま、迷惑な話でっせ。パトカーとその車のせいで、こう行ってこう行ってこう曲がらなならん。で、ちょうど、パトカーの手前がスタジオだったんですよ、これが。で、バックで入れよ思たけど、一度じゃ入られへん。いつもと違ってごっつ大きい黒い車で行ってもうたんで」
「ほんで、一回切り返して、もっかい入れよ思たら、ちょっと足らんかって、もうちょっと頭出してみよ思たら、ちょうどそこへバイクが来てん。ほんで鼻先がコツンとな、接触してもうたんや」
「なんか当たったかなぁ、どうかなぁ、というくらいの、ほんまコツンでしたので、大したことない思てんけど、相手はほら、上海エクスプレスの三輪車や。ようこける。乗ってたのは女の子やったんやけど、バランス崩してこんなんなって(身振り)、ほんで彼女はそれを立て直そ思て傾いたら、今度はこんなんなってもうて、気がついたら目の前にパトカーや」
「そのまま正面からパトカーの後ろにドーンいって、もろにぶつかりましてん。えらい音したで。その子はそのままバタッと横に倒れてしもて、その拍子にヘルメットが飛んで、廃品回収のガラス瓶にぶつかって割れて、これがまたエライ音や。近所の人がぎょうさん飛び出してくるし」
「こら大変や思てすぐ車から降りて、駆け寄りましたわ。どうですか! 大丈夫ですか! しっかりして! って言いながら助け起こそうとして、いやヘルメットが飛んだんやから動かしたらあかんかとも思て」
「驚いたのは警官の態度や。なんもせーへん。ただ見てるだけや。本部と無線なんかしよる。自分のパトカーにぶつかっとるんやで。ほんまに。でも、こっちは心配やがな。ちょっとでも当たってしもたんやから責任感じるで。責任いうか、人が怪我したら助けたろ思うんが普通ですよね?」
「その子は意外と冷静で『骨は折れてないようです』って。そらそやな。でもこっちは必死で『今は興奮しとるからなんともなくても、後で怪我が分かることもありますよ』とか言うとるのに、警官は救急車も呼ばへん。そのうち2人いた警官のうちの1人が救急車呼んで、ほんでまた野次馬が増えるわけや」
「んで僕は警官に免許証見せて、『このビルの中にいますから、呼んでくれたらすぐに来ますから』言うて、スタジオに入ったんです」
「そして現場検証が始まって、その時は無精髭生やしとったから分からんかったやろうけど、中にはそばまで寄ってきて顔覗き込む人もおって。いろんな人がおるやん」
「だいぶたってから新聞に載って、いろんな人から電話もろたり、電話せえへん方がいいとか気ぃ遣こうてくれた人もおって、でもなんともなかったよ。しっかり教習所行って安全運転の講習受けてきました」
「過去にも違反しとったんで、80kmオーバーとか、ほんまやったら90日間の免停なんやけど、講習受ければいいわけです。講習の他に社会奉仕みたいなことも選択できて、横浜駅前で横断歩道の旗振りおじさんみたいなこともあるわけや。そっちの方が費用は安いんやけど、目立つからね」
「教習所で車に乗ってすぐ、教官に言われてもて『あなた、普段からスピード出して乗ってるでしょ』。違うんやて、国産車に乗り慣れてないだけやて。アクセル軽いのよ。僕の乗ってる車なんか重うて重うて、ぐっと踏み込むのに、教習所の国産車はちょっと踏んだらダーッ、ちょっと踏んだらダーッやねん。すぐ出るちゅーねん」
「ま、みなさんも事故にはお気をつけください。事故は起きてしまうものという気持ちでね。僕もあとちょっと慎重になって、前に出る前に確認したら良かったわけです。賠償の方は保険で全部済んで、バイクは修理してると営業に差し支えるので、上海エクスプレスの保険で賄いますってことになって、でもそれでいいってことじゃありませんからね。ほんと、お気をつけください」
「さて、前置きが長くなってしまいましたが」
「前夜祭です」
「何のかて、還暦でんがな! 声だけは変わらんねって、言われますけど、6月25日で60歳です」
「そこで! 還暦ツアーをやります。6月25日から全国を、なるべくたくさんの場所でやりたいです」
「ここでひとつ、重大発表があります!」
「昔、タイガースの頃、後楽園球場でコンサートをやったことがあるんですね。あの時は内野しかお客さんを入れんで。僕らが外野に立ってやったわけなんですけど。球場でコンサートやったのは僕らが初めてです。当時は30になったらオッサンやでと思っていて、それまでに何か大きなことしたかったんだろうと思いますけど、それがもう、60でっせ」
「そこで!」
「後楽園球場改め東京ドームで」
「……できたらいいなと」
「これはもう、おっきな夢でっせ」
「放送、してませんよね…… 東京だけだったら片手落ちやろうと」
「ところがね、甲子園球場は今、改修中なんです」
「でまぁ、それに屋根がないと困るしね。そこで、大阪城ホールで」
「……やりたいなと」
「ほんま、できるかできんか分からん希望的予定ですから、喋っていいもんかどうか。ここで喋って実現できなかったら…… でも、喋りたいねん」
「これはもう、壮大な夢ですから。11月29日に大阪で、12月6日に東京で、阪神巨人戦です」
(会場の3方向にマイクを向けて)
「来るか? 来るか? 来るか?」
「いつもより早く3時から始めて、ダラダラと。前半はね、2時間くらい。ほんで、これは球場と交渉なんやけど、売店を開けてもろうてね、1時間半くらいゆっくりとお食事をしていただいて、そして、休憩の後は9時まで、これはもう、みっちりといきますよ!」
「いや、8時半かな。しんどいかな」
お喋りが終わってアンコール。
あまりに長かった(約40分?)せいか、GRACEがタイミングを外すというオチ、ラストまでメンバー紹介を忘れる、という2つのオチがついて無事終了。